離乳食の頃は何でも食べてくれていたのに、1歳半頃から急に好き嫌いが増えた…。そんな経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか?

実は子供の好き嫌いは、多くの場合 1歳半〜3歳頃 に始まります。

これは「わがまま」ではなく、心と体が成長している証拠でもあります。


好き嫌いが始まる年齢の目安

年齢特徴
5〜12か月離乳食期。比較的何でも食べる
1〜2歳自我が芽生え好き嫌いが始まる
2〜3歳好き嫌いのピーク
4〜6歳徐々に食べられる物が増える
小学生以降味覚が発達し改善する子も多い

特に2〜3歳頃は「イヤイヤ期」と重なるため、食事でも自己主張が強くなります。


なぜ好き嫌いが始まるの?

① 味覚が発達するから

赤ちゃんの頃は味の違いを細かく感じ取れません。

しかし成長とともに味覚が発達し、

  • 苦い
  • 酸っぱい
  • 独特な香り

などを敏感に感じるようになります。

そのため、

  • ピーマン
  • ゴーヤ
  • ほうれん草
  • トマト

などを嫌がる子が増えます。


② 自分で選びたい気持ちが強くなる

2歳前後になると、

「自分で決めたい!」

という気持ちが強くなります。

食事も例外ではなく、

「今日は食べない!」
「これじゃなくてあっち!」

という主張が増えます。


③ 初めて見る物への警戒心

人間には本能的に未知の食べ物を避ける性質があります。

これを「新奇性恐怖(しんきせいきょうふ)」と呼びます。

野生で生きるために備わった本能なので、実は正常な反応なのです。


好き嫌いを減らす方法5選

① 無理に食べさせない

最も大切なのは無理強いしないこと。

無理やり食べさせると、

「この食べ物=嫌な思い出」

になってしまいます。


② 小さく刻んで混ぜる

苦手な野菜は

  • ハンバーグ
  • カレー
  • チャーハン

などに少量混ぜるのがおすすめです。

成功体験を積み重ねましょう。


③ 一緒に料理をする

子供は自分で作ったものを食べたがる傾向があります。

  • 野菜を洗う
  • 混ぜる
  • 盛り付ける

だけでも効果があります。


④ 親がおいしそうに食べる

子供は親の真似をします。

「これおいしい!」

と笑顔で食べる姿を見せることが大切です。


⑤ 何度も挑戦する

一度嫌がったからといって諦める必要はありません。

研究では、同じ食材を10〜15回程度見たり食べたりすることで受け入れやすくなると言われています。


実は心配しなくても大丈夫なケースが多い

子供の好き嫌いは成長の過程でよくあることです。

元気に遊び、

  • 身長が伸びている
  • 体重が増えている
  • 水分が取れている

のであれば、過度に心配する必要はありません。


こんな時は相談を

次のような場合は小児科や栄養士へ相談してみましょう。

  • 極端に食べる量が少ない
  • 体重が増えない
  • 特定の物しか食べない
  • 飲み込みが苦手
  • 発達面で気になることがある

早めに相談することで安心につながります。


まとめ

子供の好き嫌いは多くの場合、1歳半〜3歳頃から始まります。

これは味覚や自我が発達している証拠であり、決して親の育て方が悪いわけではありません。

大切なのは、

✔ 無理に食べさせない
✔ 楽しい食事時間を作る
✔ 少しずつ挑戦する
✔ 親がお手本になる

ということ。

今は食べなくても、成長とともに食べられるようになる子はたくさんいます。

焦らず、子供のペースを大切にしながら見守ってあげましょう。

「昨日食べなかったピーマンを、ある日突然食べた!」

そんな日が意外とあっさりやってくるかもしれません。